インドの女性外交官（副総領事）がこのほど、アメリカで全裸での身体検査を受けた事が議論を呼んでいる。全裸での身体検査は被拘禁者を対象とした米国の法執行機関の検査方式の一つで、主に出廷前の被拘禁者を対象としている。中国新聞網が伝えた。 　　

　女性外交官はその後、保釈されたが、インド政府は、逮捕後に裸で身体検査を受け、「麻薬中毒者」と同じ房に入れられたのは「野蛮」だ、と猛反発。ニューデリーにあるアメリカ大使館の前の警備用のバリケードを撤去したり、アメリカ人外交官に対しＩＤカードの返却を命じる対抗措置に出ている。

ニューデリーにあるアメリカ大使館の前で抗議する民衆

　ケリー国務長官は１８日、インド政府に対し、遺憾の意を伝えた。そのうえで、ケリー長官は、「同じ年頃の２人の娘を持つ父親として、副総領事の逮捕後に明らかになった事実に心を痛めている」とも伝えた。

 （編集z）