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シリア政府、「国連報告はテロリストの化学兵器使用を証明」
2013年 12月 18日15:13 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 シリア外務省は17日、「シリアでの化学兵器使用問題を検証する国連調査団の最終報告は、テロリストが化学兵器を使用したことを証明した」と述べた。

 国営のシリア通信はこの日、シリア外務省の話として「最終報告は、化学兵器の使用に関するシリア政府の発言を確認した。またシリアが国連事務総長及び安保理に出した『テロ組織の武装勢力がアレッポ近郊ハンアサルと首都ダマスカス近郊グータ地区などで化学兵器を使った』という書簡の内容も確認された」としている。

 国連調査団のセルストロム団長は12日、パン・ギムン事務総長あてにシリアの化学兵器使用疑惑に関する最終調査報告を提出した。報告は、「シリアで発生している衝突の中で化学兵器が使われた。調査した7カ所のうち、これまでダマスカス近郊グータ地区でより大量の化学兵器が使われたことを確認した。ほかの4カ所では化学兵器が使われた可能性があるが、十分な確認ができない。その他の2カ所は確認できない」としている。セルストロム団長はまた、「どっちのほうが化学兵器を使ったかについて調査とは無関係だ。調査結果もこの問題を解答できないでいる」と強調している。

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