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フィリピン、台風30号「ハイエン」による死者が4000人を突破
2013年 11月 21日13:22 / 提供:新華網日本語

 フィリピン国家減災委員会は20日、この国での台風30号「ハイエン」による死者がすでに4000人を上回ったと発表した。

 今月の8日から9日にかけて、台風30号「ハイエン」がフィリピン中部を東から西へ一掃し、重大な人員の死傷と財産の損失をもたらした。フィリピン国家減災委員会の災害情況通報によると、現地時間20日午前6時時点で、「ハイエン」はすでに全国で少なくとも死者4011人、負傷者18557人をもたらし、それ以外に1602人が行方不明となっているという。

 国家減災委員会のEduardo del Rosario主任は、台風30号「ハイエン」はフィリピン全土44省の214万世帯1000万人近くに被害をもたらし、そのうち、災害により移転を迫られた被災者は440万人を超えたと述べた。

 財産損失の方面で、「ハイエン」は被災地の家屋の損失64万8000軒をもたらした。台風によるインフラと農作物に対してもたらされた経済損失は120億ペソ(約2億7500万ドル)に達している。

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