【新華社ソウル１１月１９日】韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領は１８日にソウルで中国の楊潔チ（竹かんむり＋褫のつくり）国務委員と会見した。

　楊国務委員はこのように表明した。中国共産党第１８期中央委員会第３回全体会議（三中全会と略称する）は、中国の改革の全面的深化に対して全体的計画を立て、新しい情勢の下で中国が改革を推進したトップデザインであり、中国の今後の発展に対して必ずや計り知れない影響を与えるだろう。中国の一層の改革開放、特に開放型経済体系の加速?改善も中韓の協力のために、より広大な前途を切り開く見通しだ。我々は韓国と各分野における互恵的実務協力を更に展開し、国際と地域の問題における疎通と調和を強化し、両国関係をより高いレベルにまで向上させることを望んでいる。

　楊国務委員はこのように述べた。中国側は大統領の提唱した「信用外交」を積極的に評価し、南北の関係改善、最終的に自主的な平和統一を実現させることを支持する。中国側は韓国側とその他の関連の各当事者と共に努力し、半島情勢が緩和へ向かうのを推進して、一日も早く６カ国協議を再開できるよう望んでいる。

　朴大統領は中国共産党第１８期三中全会が成功裏に開催されたことをお祝いし、このように表明した。中国の改革の全面的深化が中国人民の中国の夢の実現に有利だ。韓国側は中国側が来年ＡＰＥＣ非公式首脳会議を成功裏に主催できるよう事前にお祝いし、積極的な支持・協力を行ってゆく。韓中の協力強化は両国と地域全体に対していずれも有利であり、韓国側は中国側と共に努力し、両国関係がより多くの成果を得られるよう推進することを望んでいる。韓国側は中国側の半島問題で発揮した積極的な役割を賞賛し、中国側と緊密な交流や協力を維持し、半島問題が一日も早く適切な解決が得られるよう推進してゆく。