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環境界のノーベル賞に初の中国人受賞者
2013年 10月 23日9:44 / 提供:中国国際放送局

 環境と持続可能な発展分野の「ノーベル賞」とも言われるボルボ・アドベンチャー・アワードの授賞式が21日、スウェーデンの首都・ストックホルムで行われ、中国の氷河学と気候学の学者秦大河博士が初の中国人受賞者に輝いた。

 秦大河博士は、中国の科学アカデミーである中国科学院の院士(会員)で、第三世界科学院の院士でもあります。長年、結氷圏と地球気候変動に対する研究を行っており、いまは、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)での第一タスクフォースで合同議長を務めています。2012年に秦氏が主筆を担当したIPCCの極端気象への評価特別報告書は、科学的な視点から、「極端な天気と気候現象はこれまでの50年ますます頻繁になってきている」という一般に疑問視されていた理論を初めて明確に打ち出した。

 この報告書は公表されてから幅広く注目され、気候変動と段階的な極端気象とのつながりを明確に示したとして、ボルボ・アドベンチャー・アワードの審査員から「報告書は気候の変動、極端な気象と地球上の人類活動との相関性を初めて突き止めており、画期的な意義がある」と評価された。

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