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WHO、全世界が7年以内に水銀体温計の廃棄を呼びかけ
2013年 10月 14日9:57 / 提供:新華網日本語

 世界保健機関(WHO)と関係者は11日に一つのイベントを発起し、水銀の医療用体温計における応用を徹底的に廃棄するよう試みた。その前日、多国がこの種の有毒な液体金属の制御に関する国連条約を締結した。

 WHOの陳馮富珍(マーガレット・チャン)事務局長は一つの声明の中で、「水銀は公衆の健康に危害を及ぼす十大化学製品の一つで、一種の拡散しまた世々代々生態システムの中に残される恐れのある物質で、この種の物質に接触する人々に深刻な健康と知力の損害を及ぼしています。」と述べている。

 10日、日本で開催された国連環境計画(UNEP)が主催する『水俣条約』外交会議で、中国を含む92カ国と地域の代表が最後に『水俣条約』を締結し、手を携えて全世界の水銀排出を制御・減少させてゆく。当条約は2020年までに水銀使用機器を徐々に廃棄するという目標を制定しており、うち水銀温度計を含む多くの製品に関与している。それ以外に、この条約は各国政府が15年以内にすべての水銀鉱を閉鎖・停止することにも要請している。

 『水俣条約』は水銀のような毒性の強い金属について締結した法的拘束力を備える世界初の条約で、2016年の発効を目指している。

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