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日本・広島、原爆投下68周年を記念
2013年 8月 7日13:15 / 提供:新華網日本語

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 人類史上初の原爆が投下された都市―日本の広島市では6日午前、市の中心に位置する平和記念公園で式典が行われ、この都市に原爆が投下されてから68周年となったことを記念した。日本の各界の関係者および70余カ国と地域の代表ら約5万人余りが記念式典に参加した。  

 現地時間の午前8時、式典が始まる前に、松井一実広島市市長および犠牲者遺族の代表がこの1年の間に亡くなった原爆被爆者5859人の名簿を慰霊碑に奉納した。これで、広島原爆死没者の人数は28万6818人となった。  

 8時15分、即ち1945年8月6日に原子爆弾が広島上空で炸裂したその時刻に、「平和の鐘」が8回鳴らされたのに従って、会場の全員が起立して広島の原爆犠牲者のために1分間黙とうを捧げた。

 松井一実市長がその後『平和宣言』を読み上げた。宣言では原爆犠牲者の悲惨な経歴や極めて大きな苦しみを詳しく述べると同時に、核兵器の廃絶に努力する国との協力を強化するよう日本政府に求めた。

 日本の安倍晋三首相は式辞の際に、世界で唯一の被爆国の国民として、日本国民は世界および後代の人々に核兵器の「非人道性」を語る義務があり、また徐々に、切実に原子爆弾にその意義を失わせる義務もあると述べた。安倍首相は、日本政府は非核三原則を堅持しつつ、また核兵器による惨禍が再現されることのないよう、核兵器の廃絶に、世界の恒久平和の実現のために一切の努力を惜しまないことを誓うと表明した。

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