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福島第一原発の汚染地下水が海洋に漏れる
2013年 7月 24日9:56 / 提供:新華網日本語

  2011年に日本の福島第一原子力発電所で放射能漏れ事故が発生した直後、東京電力は汚水処理施設で苦境に陥ったため、低レベルの放射性廃液を意図的に海に放出した。東京電力は22日、福島第一原発付近で汚染された地下水が海洋に漏れたことについても初めて認めた。

  2011年4月に東京電力の作業員が福島第一原発の低レベルの放射性廃液を意図的に海に放出したのは、大量の高レベル放射性廃液を処理する空間を作るためだった。東京電力の推計によると、当時、1週間以内に海に放出された汚水に含まれる放射性物質の総量は約1,500億ベクレルだった。また当社は、2011年6月以降に放射性廃液は海洋に流出していないとする認識を持っていた。

  一方で、東京電力は22日、汚染地下水の海洋流出が確認されたことを初めて公表した。東京電力の関係者は、海の潮位の変化と降雨によって、福島第一原発敷地内の海側観測井戸の水位も変化するため、原発敷地内と海との間に水の行き来があると判断し、汚水が海洋に流出したことが実証されたと説明した。放射性物質の拡散防止に努力してきた東京電力は、新たな打撃を受けたことになる。