African Broadcasting Network (ABN)は１５日ボツワナの首都ハボローネで始動式が行われ、これがアフリカ地域で初めて華人により創設され、多言語でアフリカ人民に向けて中国や中国文化を紹介するインターネットラジオ放送局となった。

　ABNの創立者である南庚戌氏は始動式で、ここ数年、アフリカ大陸のインターネットの発展はたいへん速く、インターネットがアフリカ人特に若者が情報を得る主なルートになっており、インターネット放送局が極めて大きな発展潜在能力をもっていると述べた。

　南庚戌氏の紹介によると、ABNは現在アフリカ地域で唯一の華人により創設され、アフリカ全土に向けられた多言語インターネット放送局とのことだ。その特徴は現地のテレビ局との協力を通して、インターネットの優勢を利用し、中国を紹介し、中国文化を宣伝する番組を本土化させて制作し、中国の声をアフリカ大陸にあまねく伝えてゆくことだという。

　南庚戌氏は、ABNの最終目的は多言語、多機能、定期的な放送、オーディオ、ビデオ、画像や文字を一体化させたニュース類の総合放送のニューメディアを構築することで、ニュース、財政と経済、旅行、文化などのチャンネルを設置し、言語種類が英語、フランス語、ポルトガル語、ツワナ語やスワヒリ語などのアフリカ地域の主要言語をカバーして放送してゆくと述べた。