欧州、米国の「プリズム」に懸念を示す
2013年 6月 13日16:36 / 提供:中国国際放送局
市民の通話履歴やネット情報を収集していた米国の検閲システム「プリズム」の問題は、アメリカ国内だけでなく、ヨーロッパでも波紋を広げている。
EUの高官はこのほど、アメリカのこのやり方はヨーロッパ市民の基本的な権利を侵害し、今後のアメリカとヨーロッパの協力に影響を与える可能性があると指摘した。
欧州委員会のボルジ保健・消費者担当委員は11日、「プリズム」のような検閲システムは、EU市民の基本的なプライバシーとデータセキュリティを脅かす可能性があると述べた。
そのほか、ドイツ連邦司法省のシュナレンベルガー司法相は、アメリカ司法省に手紙を送り、その中で、ドイツ人が対象になっていないか説明するよう求めた。