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日印、戦略的グローバル・パートナー関係強化で合意
2013年 5月 30日17:16 / 提供:中国国際放送局

 日本の安倍晋三首相と、インドのシン首相は29日、東京で、会談し、双方は日印の戦略的グローバル・パートナーシップを強化することで一致した。

 安倍首相とシン首相は、日印戦略的グローバル・パートナーシップ強化の共同声明に署名した。それによると、日本の海上自衛隊とインド海軍の定期的、頻繁の合同演習や、日本の海上保安庁とインド海岸警備隊の合同演習を推進するほか、水面着陸ができる日本製の救難飛行艇「US−2」のインドへの輸出に向けて協議し、海洋問題で二国間や多国間の協力を強化するとしている。

 また、ムンバイでの地下鉄建設に日本側が710億円の円借款を供与することや、両国がインド西部の高速鉄道の建設計画の共同調査を行うこと、日本の天皇と皇后が年内にインドを訪問する方向で調整を進めることも盛り込まれている。

 また、「原子力協定」の早期締結に向けた交渉を加速させることや、日印の企業がレアアースの共同採掘を早く実現すること、インテリジェントコミュニティーの建設や海水淡水化プロジェクト、太陽光発電プロジェクトなどの分野で協力を強化するなどとしている。

 合同記者会見で、安倍首相は「日本はインドと政治、安全保障の分野での協力を強化していきたい。天皇皇后両陛下が年内にインドを訪問する」と述べました。シン首相は「印日両国は、政治的対話、戦略的協議を強化し、海上合同演習などを通じて防衛関係を次第に強めることが非常に重要だと考えている」と述べた。