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程永華大使、日本に歴史の正視を期待
2013年 5月 30日10:24 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 日本駐在の中国の程永華大使は28日にポツダム宣言に基づいて発表した中国の立場に対する日本側の反応を受けて「歴史は客観的な事実で、日本は無視することはできない」と強調した。

 程永華大使は歴史的事実を例に以下のように述べた。

 第一に近代史において、日本の軍国主義が中国侵略戦争を発動し、台湾及びその付属島嶼など中国の領土を不法に占拠し、盗みとった。第二に1945年に日本はポツダム宣言を受諾し、無条件降伏した。ポツダム宣言第8条にカイロ宣言の履行が明記され、カイロ宣言には日本が盗んだ領土を中国に返還することが明確に指摘されている。第三に1972年の中国と日本の国交正常化の際、双方が調印した「中日共同声明」も「日本は引き続きポツダム宣言第8条の立場を堅持する」と明確に書かれている。

 程永華大使は「日本が歴史を正視し鑑み、正しく認識して適切に関連の問題を解決することこそ、日本とアジア隣国との関係が健全に発展できる唯一の道だ」と強調した。

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