2013年 5月 16日10:34 ／ 提供：中国国際放送局日本語放送

　日本の安倍晋三首相は15日に東京で、「首脳会談が（拉致問題解決の）重要な手段ならば、当然これを考えながら朝鮮と交渉しなければならない」と述べ、朝鮮の最高指導者・金正恩（キム・ジョンウン）氏と会談する可能性を検討する考えを示した。これは安倍首相が15日に開かれた日本の参議院予算委員会に出席した際に述べたものだ。

　一方、朝鮮中央通信社の15日付の報道によると、朝鮮労働党の金永日（キム・ヨンイル）中央委員会書記はこの日、14日に平壌（ピョンヤン）入りした日本の飯島勲内閣官房参与と会談したということだ。しかし会談の内容は明らかにされなかった。

　また、日本メディアの報道によると、飯島氏は朝鮮訪問期間中、朝鮮側の宋日昊（ソン・イルホ）朝日国交正常化交渉担当大使や朝鮮労働党国際部の高官らと会談するということだ。さらに、日本の共同通信社が自民党幹部の話を引用して報道したところにると、飯島氏の訪朝は安倍首相の訪朝の道を模索するためだということだ。