第19回中国ASEAN・東南アジア諸国連合高官交渉が今月2日、北京で開催される。外務省の洪磊報道官は「中国とASEANはこの10年間における関係発展を振り返り、双方の戦略的パートナーシップを更に向上させるなどを話し合う」と述べた。

　また、洪磊報道官は「今年は中国ASEAN戦略的パートナーシップ樹立10周年にあたり、10年来の関係発展を総括し、振り返ると同時に、祝賀イベントなどの開催を企画し、双方の戦略的パートナーシップを更に向上させていく。また、自由貿易協定をはじめ、海上や社会人文など各分野での実務協力を推進するとともに、関心を寄せる国際問題や地域問題について意見交換を行うことになる」としました。さらに今回の交渉について、「張業遂外務次官と、中国ASEAN関係の調整国を務めるタイのシハサク外務次官が共同で主宰するものだ。この交渉は1995年からスタートした中国とASEANの外務高官の間の重要な政治交渉メカニズムであり、すでに中国とASEANの交流と協力を促進する重要なプラットフォームとなった」と述べた。