第24回アラブ連盟首脳会議が26日にカタールの首都・ドーハで行われた。首脳会議は「ドーハ宣言」を可決し、シリア反体制派組織「シリア国民連合」に加盟資格を与えることを決めた。

　「ドーハ宣言」はシリアのアラブ連盟への加盟資格をシリア反体制派組織「シリア国民連合」に与えることを確認し、ほかの国際的組織に対しシリア反体制派の地位を認めるよう呼びかけた。またメンバー国がシリア反体制派に武器を提供することに同意し、シリア危機の政治的な解決を呼びかけた。さらに「シリア再建会議」の開催を提案し、国際社会に対しシリア人民への支援を呼びかけたほか、アラブ国家は今後もイスラエルに抵抗し、人民との対話を強化するよう求めた。

　なお今回の首脳会議にはあわせて15名のアラブ国家元首が出席し、シリア問題のほか、パレスチナ問題、アラブ連盟の内部協調メカニズムの改善などについて話し合った。