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NASA、宇宙ステーションと日常の交信ができなくなり
2013年 2月 20日17:20 / 提供:新華網日本語

 米航空宇宙局(NASA)は19日発表したニュースで、宇宙ステーションが当日コンピューターソフト更新時にヒューストンの管制センターと日常の交信ができなくなったが、宇宙飛行士には別状はなかったと述べた。

 NASAは、米国東部時間の8時45分(北京時間の21時45分)、国際宇宙ステーションの飛行コンピューターが日常の更新を行った際、その中の1つのデータ中継システムに故障が発生し、予備のコンピューターで直ちにメインコンピューターの主要な機能を「引き継ぎ」したが、宇宙ステーションは突然コントロールセンターからの通信や音声、指令が受信できなくなったという。約1時間後、ケビン・フォード司令官がモスクワの地上コントロールセンターと連絡がとれ、彼らに「全て問題なくならびに故障処理を行っている」と通知した。

 NASAスポークスマンのジョシュ・バイヤーリー(Josh Byerly)氏は当日、このような状況は以前何度も現れており、コントロールセンターのスタッフはみな見聞したことがあるので、「コントロールセンターは慌てた気分に左右されてはいない」と表明した。

 目下、宇宙ステーションには計3人の飛行士がおり、うちフォード氏は米国人で、他の2人はロシア人飛行士だという。宇宙ステーションの故障は19日に解決が得られるものと見込まれている。これ以前では、飛行士は90分ごとにモスクワの地上コントロールセンターと短い交信を一回行うほかないとのことだ。