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日中関係学会 新春講演会と「第一回宮本賞」表彰式を開催
2013年 2月 19日9:37 / 提供:新華網日本語

 「日本僑報」の報道によると、日中関係学会の新春講演会ならびに「第一回宮本賞」表彰式が2月12日、東京・学士会館において、開催されたという。

 最初に、元駐中国大使・日中関係学会会長宮本雄二氏が「2013年、中国の展望と日中関係」と題する講演を行い、その中で「『柔らかい手』と『硬い手』を持って、『戦略的互恵関係』を安全保障面で補強し、『新しい時代の新しい日中関係』を再構築する」必要性を力説された。

 また、今年度から創設された「第一回宮本賞」(大学の学部生・院生を対象に、中日関係をテーマとした論文を募集、最優秀賞には10万円、優秀賞には1万円を授与する)の表彰式では、中国人留学生・謝宇飛さん(日本大学大学院商学研究科博士前期課程2年)の「アジアの未来と新思考経営理論―『中国発企業家精神』に学ぶもの―」が最優秀賞に選ばれた。本論考は、改革・開放政策以降に活躍した中国企業家に焦点を当て、彼らの社会性への意識を析出することにより、新しい経営理論が開拓される手掛かりになる可能性があることを説いた労作であり、意欲的で独創性のあることが高く評価された。

 以下、優秀賞・奨励賞・努力賞は以下のとおりとなった。

 優秀賞(2編)

 宣 京哲(神奈川大学大学院経営学研究科博士後期課程修了)

 中国における日系企業の企業広報の新展開

 ―「期待応答型広報」の提唱と実践に向けて―

 馬 嘉繁(北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程)

 中国国有企業における民主的人事考課の実相―遼寧省における国有銀行の事例分析―

 奨励賞(3編)

 周 曙光(法政大学大学院人文科学研究科修士課程2年)

 清末日本留学と辛亥革命―留学ブームの成因及び辛亥革命への影響の考察

 長谷亮介(法政大学大学院人文科学研究科博士後期課程1年)

 現状において日中関係を阻害する要因の考察と両国の将来についての展望

 山本 美智子(中国?清華大学国際関係学研究科修士課程)

 日中国交正常化以降の両国間の経済貿易関係

 ―日中経済貿易関係に影響を与える政治要因を分析する―

 努力賞(1編)

 沈 道静(拓殖大学国際学部4年)

 尖閣問題を乗り越えるには

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