ベネズエラのマドゥロ副大統領は１５日、チャべス氏がすでに前副大統領のハウア氏を国政を担当する副大統領兼外相に任命したと宣言した。

  マドゥロ氏は当日人民代表大会でチャべス大統領に代わって１年間の国情をまとめた文章を発表?演説を行い、ならびにチャべス氏がたった今上述の決定を下したところだったと宣言した。

  マドゥロ氏は同日、チャべス氏の現在の健康回復状況は比較的順調で、また国内の政事に注目していると表明した。マドゥロ氏は１１日再度キューバへ行ってチャべス氏をお見舞いし、ならびに１３日午前にカラカスへ戻っていた。

  マドゥロ氏は２００６年から今までベネズエラの外相を務めてきたが、２０１２年１０月、チャベス氏に前副大統領のハウア氏に代わって副大統領兼外相に任命された。その後、ハウア氏は執政党の候補者として去年１２月の地方選挙で反対派の前大統領候補者カプリレス氏とミランダ州知事選に出馬したものの、最後に敗退していた。

  チャべス氏は２０１１年６月以来骨盤のがん性腫瘍を患い何度もキューバへ行って治療を受けてきた。彼は２０１２年１０月の大統領選挙での再任に成功したが、体内のがん細胞が再発したことから、１２月１１日再度ハバナで手術を受け、また１ヵ月以上公の場に姿を見せておらずまた演説を行っていない。ベネズエラ政府は今月３日、チャべス氏が深刻な肺感染症で、呼吸困難に陥いり、現在治療中だとのことを実証している。