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トルコの天然ガスパイプライン 襲撃で輸送停止
2012年 10月 20日16:19 / 提供:中国国際放送局

 トルコの報道機関が19日、「イランからトルコまでの天然ガスパイプライン1本が18日夜、クルド労働者党の武装勢力に襲撃された。兵士28人が負傷し、天然ガスの輸送が一時的に停止している」と報じた。

 報道によると、走行中の軍用車がトルコ東部のアール県内で天然ガスパイプラインを通り過ぎた際、クルド労働者党の武装勢力によって仕掛けられた爆弾が爆発した。この爆発でパイプラインが炎上し、兵士28人が負傷、うち1人が重体となっている。現在、負傷者は付近の病院で手当てを受けており、火の勢いはすでに制御下にあるということだ。一方、ガスの輸送はまだ再開されない。

 クルド労働者党は1979年に立ち上げられたが、1980年にトルコ政府の取り締まりを受けた。その武装メンバーはイラク北部の山間部に集まっており、トルコ国境内で襲撃を繰り返している。