2012年 5月 21日8:58 ／ 提供： cri

　主要8ヵ国首脳会議（G8サミット）は19日に、「経済成長と雇用創出が緊急に解決すべき課題であり、ギリシャはユーロ圏に留まるべきだ」として、経済成長の促進によって金融市場の圧力に対応していくとの認識で一致した。

　G8サミット閉幕後に「キャンプデービッド宣言」が発表され、世界経済は回復の兆しが見られるものの、依然深刻な課題に直面しているとした。その上で「ギリシャはユーロ圏に留まるべきであり、強大でまとまりのあるユーロ圏は世界経済の安定と経済回復にとって極めて重要である。G8は経済成長の回復によって金融市場の圧力に対し必要な措置を講ずることに努力していく」とした。

　『宣言』はまた、「各国政府がそれぞれの再建や成長促進の対策に取り組み、中には持続可能で信頼度が高く、インフレを拡大しないという前提条件の下、生産率や経済成長と需要を向上させるものがあるが、それぞれの国が取るべき正しい経済政策は同じではない」との見方を強調した。

　また、G8は保護貿易主義に反対すると共に投資を保護することを約束し、２ヵ国間、或いは多国間の努力によって貿易と投資の壁を取り除くべきだとした。