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福島県、プルトニウム241を初検出
2012年 3月 10日10:29 / 提供:cri

   日本の放射線医学総合研究所は、東京電力福島第1原発付近で、放射能漏れ事故で放出されたとみられるプルトニウム241を初めて検出したと発表した。  

  放射線医学総合研究所は報告の中で、「2011年4〜5月に研究グループが福島第1原発から20〜32キロ離れた福島県飯舘村、浪江町などの土を採取し、これらの土からプルトニウム241を検出した」とした。また他の同位体プルトニウム239、240も検出し、同位体の比率から今回の事故が原因と分かったとしている。  

 人体に影響のないレベルとしているが、プルトニウム241は他の同位体に比べて半減期が14年と比較的短く、崩壊してできるアメリシウム241は土壌を経由して主に豆類に取り込まれやすいといわれている。

 また放射線医学総合研究所は、原発から20キロ圏内でのプルトニウム241の分布状況を確かめる必要があるとしている。

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