【新華社コペンハーゲン10月21日】デンマークを公式訪問中の中国の楊潔チ（竹かんむり＋褫のつくり）外相は２０日、アラブ連盟のアラビ事務局長と電話会談を行い、シリア問題について意見を交換した。

　楊外相は次のように述べた。現在、シリアの関係各方面は国と人民の利益を重んじ、暴力行動をやめ、流血の衝突を避け、対話によって情勢の安定をはかるべきだ。シリア政府は改革の約束を早く実行に移し、人民の合理的要求にこたえるべきで、また反政府派も平和的方法で政府と対話すべきだ。中国はそのために引き続き自らの役割を果たす。同時にアラブ連盟の地域平和 安定維持の重要な役割を非常に重視しており、意思疎通と協調を強めることを願っている。

　アラビ事務局長はシリア問題に対する同連盟の立場を伝えるとともに、中国は前向きの役割を果たしていると称賛した。