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「創造的な天才」、ジョブズ氏死去
2011年 10月 6日10:25 / 提供:
スティーブ・ジョブズ前CEO

 世界でよく知られるコンピューター関連企業「アップル」社のスティーブ・ジョブズ前CEO=最高経営責任者が5日、死去した。56歳だった。

 アップル社は5日、「アップルは明確なビジョンを持つ創造的な天才を失った」と評価。オバマ米大統領は5日声明を発表し、「米国で最も偉大な革新者の一人だった」と深い哀悼の意を示した。 

 ジョブズ氏は1976年に友人らとアップル社を創業。大ヒット商品「アイフォーン」の開発に自らかかわるなど、アップルを世界的なIT企業に育て上げた。

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競売会に出回る最初のコンピューター

 情報家電分野で革新的技術を商用化する才能にたけ、近年は無線でインターネットに接続できるスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」や、タブレット型の多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」が大ヒット。直感的に操作でき、斬新なデザインの製品を次々と生み出し、IT業界の変革をリードし続けた。

 ジョブズ氏は1955年2月、サンフランシスコ生まれ。04年に膵臓(すいぞう)がんの手術を受けたほか、09年にも休養し、肝臓移植を受けたことを明らかにしていた。今年8月24日、ジョブズ氏はCEO職を辞任。後任CEOには、ティム・クック最高執行責任者(COO、当時)が昇格していた。 

(編集z 写真:アップル)

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