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東日本大震災、死者・行方不明者4千人超
2011年 3月 14日17:14 / 提供:
被害を受けた建物はあわせて6万3000棟を超えているという

 東日本大震災について、被災地の各警察のまとめによると、14日午後4時現在、東北と関東の12都県警が検視などで確認した死者数は1500人を上回り、1833人に上った。家族や知人から申告のあった行方不明者は2369人で、重軽傷者は16都道県で計1898人になっている。  

 一方、地震や津波で全壊した建物は少なくとも6200棟に上り、半壊や一部が壊れたものを含めると、被害を受けた建物はあわせて6万3000棟を超えているという。

 中国国際救援隊は、14日朝から地震で大きな被害を受けた岩手県の大船渡市で救援活動を始めた。新華社が伝えた。 

 中国救援隊は経験豊かな15人の隊員で構成され、13日朝北京を出発、民間チャーター機で昼ごろ東京の羽田空港に到着した。空港で出迎えた外務省の伴野豊副大臣は迅速に日本に着いた中国救援隊に歓迎の意を表し、地震・津波被災地の条件はよくない、救援隊が支援に来てくれて、非常にありがたいと述べた。 

 救援隊の尹光輝隊長は、救援隊は今回、捜索設備、後方支援物資を含む数トンの物資を携行している、7人の捜索隊員と1人の医師が含まれており、主な任務は生存者を捜索するとともに、電気、通信など被災地の後方活動支援することだと説明した。

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中国国際救援隊 

 救援隊員の陳慶開氏は出発にあたり、「災難に国境はなく、どの国であれ、災害に遭えば、われわれとしては援助の手を差し伸べたい」、「地震が津波を引き起こしており、被災地の状況は複雑で、今回の救援活動は難度が比較的高い。しかし多くの隊員はインドネシア、ハイチ、パキスタンなどの大きな救援活動に何度も参加しており、救援任務を完遂する能力と自信がある」と語った。 

 程永華駐日中国大使は同日、次のように語った。日本でその歴史上最大規模の地震が起きたことを、中国人民はわがことのように感じている。中国国際救援隊が来たことは、中日友好の証だ。救援隊が重要な役割を果たし、任務を立派に遂行するよう希望する。

(編集:章坤良 写真:新華社)

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