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中・朝両総書記、六カ国協議再開などを討議
2010年 8月 31日17:26 / 提供:
握手する中・朝両総書記

 胡錦濤国家主席(中共中央総書記)の招待で金正日・朝鮮労働党総書記(国防委員長)は26日から30日までの日程で中国を非公式に訪問し、吉林省や黒竜江省を視察していた。

 滞在期間中、中・朝両総書記は会談を行った。胡総書記は「国連が『天安』号沈没事件について議長声明を発表した後、朝鮮半島情勢に新しい動向が現れた。朝鮮半島の平和と安定を維持することは人々の願いである。中国は朝鮮が半島情勢の緩和、外部環境の改善のために払った努力を尊重し支持する」とした上で、「緊迫した情勢を緩和するため、一日も早く六カ国協議を再開し、朝鮮半島情勢の緩和を推進するため、積極的に取り組んでいく」ことを各国に求めた。  

 金総書記は「中国は六カ国協議と朝鮮半島の平和と安定を維持するために、積極的な努力と貢献をしている。朝鮮は、半島の非核化を堅持する立場を変えていない。朝鮮は、中国と密接な連携を保って、六カ国協議の早期再開を促進し、朝鮮半島の緊迫した情勢を緩和させ、朝鮮半島の平和と安定を維持していく」と強調した。さらに、「現在、朝鮮は経済成長、民生改善に力を入れている。この面で中国との交流と協力を強化していきたい」述べた。   

 胡主席はまた、中朝両党・両国関係を強化するための重点的取り組みとして(1)ハイレベル交流の維持(2)経済貿易協力の推進(3)戦略的意思疎通の強化----を挙げた。  

 金総書記は「各分野・各部門、国境を接する地方での双方の友好的な交流や協力を強化し、両国の青少年の交流・学習を重視し、朝中の伝統的友情のたゆまぬ前進を促さなければならない」と述べた。

(編集:章坤良 写真:新華社)

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