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海外で、はじめて人民元建て国債を発行
2003年 9月 30日17:27 / 提供:

 日本日興資産管理有限会社は「日興中国人民元国債母基金」を設立し、中
国政府債券市場に投資する予定。それは海外で発行される最初の人民元建て
国債で、人民元建て国債がはじめて世界投資の舞台に上ることを示し、外資
がはじめて基金の形でQFII(適格外国機関投資家)に入った。

  それは29日、中国交通銀行・日興資産管理有限会社QFII業務提携記
者会見会からの情報だ。現在、日興資産管理有限会社は交通銀行を同基金の
国内での委託管理者とし、中国で証券取引口座を開設し、収益者権利を行使
し、外貨決済などをしてもらう。交通銀行は日興資産管理有限会社を代表し
て証券監督管理委員会にQFII申請材料を提出した。

  日興資産管理有限会社の取締役・牧田力氏は「今回のQFII申請は日本
投資家の中国証券市場への進出、中国経済成長への参入にとって重要だ。日
本の長期投資基金は中国経済から恩恵を受けると思っている」と述べた。「日
興中国人民元国債母基金」の宮里啓暉氏は「基金担当として、中国の低いイ
ンフレ率と持続的、安定的に発展している経済により、中国の国債投資市場
の先行きは明るくなっており、中国国債投資市場の発展はアジア共同債券市
場に多大に貢献すると思っている」と述べた。

  交通銀行と日興資産管理有限会社の提携は交通銀行が世界的委託管理者の
列に加わったことをも示している。交通銀行基金委託管理部の謝紅兵氏は「交
通銀行は委託管理サービスの品質とサービス標準の国際化、規範化に力を入
れ、委託管理の水準を高め、国外機関投資家の中国証券市場での業務に高効
率、高品質のサービスを提供する」と述べた。