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麻薬密輸罪で日本人3人の死刑執行=中国大連市で
2010年 4月 9日13:50 / 提供:
アヘン密輸を強硬に取り締まる中国清代の官僚、政治家林則徐=1850年11月22日

 遼寧省高級人民法院(高裁)は9日午前、麻薬密輸罪で死刑判決が確定していた武田輝夫(67)、鵜飼博徳(48)、森勝男(67)の3死刑囚に対し刑を執行した。新華社が伝えた。

 6日には、同省で、同じく麻薬密輸罪で死刑が確定していた赤野光信死刑囚(65)に対する刑が執行されていた。中国での日本人に対する死刑執行は、1972年の中日国交正常化以来初めて。日本人が関与した麻薬密輸事件が遼寧省、吉林省などで多発していることは背景にある。

 これについて、日本の鳩山由紀夫首相は6日午前、「司法制度の違いとはいえ、日本から見れば残念だ」と日本国民の対中感情の悪化への懸念を示しつつも、中国側の判断を尊重するとの姿勢を表明した。

(編集:章坤良 絵:新浪)

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