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麻薬密輸罪で赤野光信死刑囚の死刑を執行=中国大連市で
2010年 4月 6日16:32 / 提供:
赤野光信死刑囚

 6日付きの環球時報(環球網)が日本のメディアの報道として、中国政府は、麻薬密輸罪で死刑判決が確定していた日本人男性(赤野光信死刑囚=65)の死刑を6日午前9時半(日本時間同10時半)、遼寧省大連市で執行したと伝えた。

 中国当局が同日、外交ルートを通じて日本側に連絡してきた。中国で日本人に対して死刑が執行されたのは、1972年の日中国交正常化以降初めて。

 同死刑囚は2006年9月、大連空港から日本へ覚醒(かくせい)剤計1・5キロ以上を密輸しようとしたところを拘束され、09年4月に死刑が確定していた。日本人では同死刑囚のほかに、武田輝夫死刑囚(67)=名古屋市=、鵜飼博徳死刑囚(48)=岐阜県=、森勝男死刑囚(67)=福島県=の死刑判決が確定している。

 中国では、昨年、麻薬密輸罪で死刑判決が確定していた英国人アクマル・シャイフ死刑囚(53)に対し、新疆ウイグル自治区ウルムチで注射による死刑が執行された。

(編集:章坤良 写真:環球時報)

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