Home > ニュース > 国際  > ハイチ大地震:犠牲者10万人か、中国赤十字が100万ドル提供
ハイチ大地震:犠牲者10万人か、中国赤十字が100万ドル提供
2010年 1月 14日16:58 / 提供:
ハイチ大統領府

 カリブ海にあるハイチで現地時間の12日午後、マグニチュード7.3の大地震が発生し、がれきの下に埋まったままの人も多く、犠牲者の数は最終的に10万人に上るとみられている。 

 首都・ポルトープランスでは、建物の大半が倒壊、通信が不通になっており、交通も中断し、日常必要な水や電気などのサービスが提供できなくなっている。地震の震源地であるポルトープランスと近郊地域には約400万人が居住しており、大地震が起きた後、強い余震も発生し、多くの人が建物から離れて屋外で夜を明かしている。

 国連安保理の今月の議長国である中国の張業遂大使は、13日、ハイチで発生した地震について声明を出し、国際社会がハイチ地震での救助活動と震災後の復興活動を支援するよう呼びかけた。  

 この声明では、安保理がMINUSTAH・国連ハイチ安定化派遣団の活動に感謝し、MINUSTAHがハイチの復興に大きな努力を払ってきたことに触れた。また、ハイチに駐在する国連やその他の機構及び国際組織のメンバーの安否についての懸念を示した。 

 国連のパン・ギムン事務総長は同日、国連本部で、これまでハイチの地震により犠牲になった国連職員は16人であると述べた。そのうち、国連平和維持活動(PKO)の国連ハイチ安定化派遣団のブラジル軍人11人、アルゼンチン軍人1人、ヨルダンの警官3人とチャドの軍人1人が含まれる。

01666981.jpg  

 一方、中国国際救援隊は13日夜8時30分、北京の首都国際空港からハイチに出発した。この救援隊は地震発生後の応急救援と医療救助に携わる隊員60人余りからなっている。  

 これに先立って、中国赤十字総会は、ハイチに100万ドルの人道的援助金を提供すると表明した。  

01667029.jpg

 ハイチに駐留している中国の平和維持部隊の兵士8人が地震で倒れた建物の下敷きになったことを知った胡錦涛国家主席と温家宝首相は、直ちに状況をはっきりさせ、あらゆる方法を講じてこれら兵士を救出するよう指示した。

(編集:章坤良 写真:東方ネット)

関連記事