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イラン、トルコでの核燃料交換を示唆
2009年 12月 27日9:20 / 提供:中国国際放送局

 イランのモッタキ外相がこのほど、トルコでの核燃料の交換が可能だと示した。  

 モッタキ外相は24日イラン国営テレビ局のインタビューに応じ、「イラン南部のキッシュ島での濃縮ウランの交換を期待しているが、トルコでの交換でも構わない」と示唆した。  

 モッタキ外相はさらに、「IAEA・国際原子力機関が10月に打ち出したイラン核問題に関する草案に対して、イランはすでに明確に答えた。従って、『年内に草案を受け入れなければ、新たな制裁を加える』というアメリカなど西側諸国の威嚇は何の意味もない」と指摘した。  

 モッタキ外相は「核燃料を獲得するには、イランは、購入、自力による生産、イラン国内における交換という三つのルートを持っている。アメリカなどがイランの交換提案を受け入れなければ、イランは自ら、純度20%の濃縮ウランを生産する」と強調した。  

 モッタキ外相の発言に対して、トルコのダブトグル外相は「外交手段によって、イランの核問題の解決を図りたい」と歓迎の意を示した。