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中日関係一層強化を確認=中日外相会談
2009年 11月 20日16:35 / 提供:
岡田外相と握手する楊外相

 日本を訪問中の楊潔チ中国外相は19日、日本の岡田克也外相と会談し、両国関係が共に関心を寄せる国際問題と地域問題について意見を交換した。  

 楊外相は会談の中で今後の中日関係の発展について四つの意見を述べた。@、今のよい時機を利用して、政府間の交流を強化し、両国関係の発展を推進する。A、積極的な政策によって、相互信頼を深め、中日経済ハイレベル対話などの枠組みを活用し、両国の経済協力を強化する。上海万博を契機に文化交流と青年交流を広める。B、アジア地域での協力を中日関係の重要な方向として位置づけ、戦略的な立場から中日韓の協力と東アジアの地域協力を推進する。北東アジアの安全を考慮し、6カ国協議を通じて朝鮮半島の非核化に向けて尽力する。C、中日関係の健全な発展を前提に、相互が関心を寄せる重要な問題と重視する利益を考慮して、話し合いを通じて具体的な問題と相違を解決する。  

 岡田外相は、「日中両国は各領域での交流と協力を強化し、両国間や地域、グローバル問題について幅広く意見交換を行うべきだ。日本は中国と共に、戦略的互恵関係をさらに発展させたい。上海万博は両国の人々の交流を増やす機会であり、日本は国民が上海万博に積極的に参加することを支持する」と述べた。

 楊外相は同日、横路孝弘衆議院議長、江田五月参議院議長とそれぞれ会見した。  

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横路孝弘衆議院議長と握手する楊外相

 楊外相は「上海万博が来年5月に開幕する。これは中国と、日本を含む世界各国の人々との友好交流を増進するうえで重要な好機をもたらしている。日本の国会が上海万博を支持する超党派議員連盟を特に立ち上げ、中国側に助力と支援を提供していることに感謝する。日本側と共に、上海万博という契機を存分に活用して、中日間の人的・文化的交流の新たな進展を促したい」と語った。

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江田五月参議院議長と握手する楊外相  

 両議長は「日本の国会は両国関係の一層の発展に全力で貢献する考えだ。日本各界も上海万博に向けた準備に取り組んでおり、この盛大な催しに積極的に参加することを望み、その成功を祈っている」と表明した。

 

(編集:章坤良 写真:新華社) 

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