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中国中東問題特使の呉思科氏 シリアを訪問
2009年 7月 31日13:05 / 提供:

新華社ダマスカス 

 中国外交部長の楊潔チ氏の特別代表、中国中東問題特使の呉思科氏は30日、ダマスカスでそれぞれシリアのワリッド・モーレム外相とシクダーダーディ外務次官に会見し、両国関係、中東和平プロセス等について意見を交わした。  

 呉特使は中国・シリアの両国関係を高く評価し、シリア側が中国国家主権、領土保全といった問題で与えていた強力な支持に感謝し、シリアが中東和平と安定を守る重要なパワーであるため、中国側が断固としてシリア、パレスチナ等アラブ諸国人民の合法的な民族的権利回復事業を支持し、またシリア及び中東諸国と一緒に中東地域の全面的、永久的な平和の実現に積極的な役割をも発揮しようとすると強調した。

 当面の情勢に対し、呉特使によると、中東問題は新たな交差点に位置している。関係側はチャンスを掴み、障害を突破し、早期に中東和平プロセスを回復させるべきだ。  

 シリア側は中国側が長期間シリアとアラブ諸国の合法的な民族的権利回復事業に与えていた支持に感謝し、シリア側がさらに両国の互恵協力を強め、国際的、地域的問題での疎通と交流を深め、両国関係の新たな発展を推進しようとすると強調した。  

 呉特使は30日にダマスカスに到着し、シリアを訪問し始めた。同氏は31日、シリアを離れ、イランを訪問する予定だ。これまでに同氏は既にカタールとアルジェリアを訪問した。