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温家宝総理、ラオス首相と会談
2004年 11月 29日9:50 / 提供:

 ラオスを公式訪問中の温家宝中国国務院総理は28日、ブンニャン?ヴォーラチット・ラオス首相と会談し、双方は親切で友好的な雰囲気の中で両国善隣友好の強化をめぐって深く意見を交換。

 会談において、温家宝総理は両国関係を高く評価。近年来、中国とラオス両国関係は全面的に発展し、双方は互いに信頼し、平等に共存、相互に支持、誠意ある協力をしている。我々は両国関係の発展ぶりに満足している。中国とラオスはともに改革開放の途上で、経済発展、国民生活の改善に取り組んでいる。両国の善隣友好協力関係の強化は両国民の根本的な利益に合うという。温家宝総理は台湾問題などでラオス政府からの中国への確固不動の支持に感謝の意を表した。

 中国政府はラオスとの関係を重視し、ラオスとの友好を大切にしており、ラオスとの善隣友好をいつまでも徹底しようとしていると、温家宝総理は強調。両国の友好協力をいっそう深めるために、温家宝総理は次のように提案。一、指導部の接触と往来を維持、相互理解を増進させ、治国経験を交流、国際上と地域問題の立場を協議する。二、経済貿易協力のレベルを高め、エネルギー源、鉱産物資源とインフラ建設などの協力を強化、国境貿易の持続的、健全で秩序ある発展を促進し、多国枠組の下の経済貿易協力を密接にする。ラオスへの中国経済技術援助とラオス自国経済発展の自主開発能力を結ぶことは、新情勢の下での両国協力の新形式、新ルートだ。三、各分野、多角化の交流と協力を強化。人員訓練、科学技術、教育、観光、国境管理、犯罪一掃と麻薬取締などの分野での協力を拡大。四、地域事務においての相互支持と協力を強化、中国とアセアン関係の不断の発展を進める。

  一方、ブンニャン首相は温家宝総理の両国関係に対する評価と提案に賛成。ラオスと中国との友好が不断に深まり、全面的協力はさらに広く、深く進められている。貿易、投資、教育、人員訓練などの面で、中国からのラオスへの支持およびラオスへの経済技術援助は、ラオスの経済と社会発展に重要な役割を果たしている。これに対しラオスは深い感謝の意を表したい。ラオスは、中国と農業、科学技術、鉱産物、投資と水力発電、通信インフラなどでの協力を強化するよう期待を寄せている。

 また、ブンニャン首相は、中国との国際・地域事務協力を強化、中国とアセアン関係の発展のために引続き寄与しようと表明、ラオス政府は一つの中国という政策を徹底し、中国の統一大業を確固不動に支持している立場を改めて述べた。