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アルゼンチン、中国との石油・ガス田協力開発を期待
2004年 8月 26日11:00 / 提供:

 間もなく登場するアルゼンチンエネルギー社の担当者は24日、中国石油企業と協力し、石油天然ガス資源を開発することを望んでいると表明した。

  同社の取締役は新華社記者の特別取材を受けた際、同社の代表取締役兼総裁は9月中旬中国に到着、国際エネルギー会議に参加すると同時に、中国石油企業の担当者と会見、石油・天然ガス探査・開発協力問題をめぐって商談する予定だと明らかにした。

 また、同氏によると、資金も技術も中国の石油企業はアルゼンチンの石油・天然ガス探査・開発に参与する能力を持っている。

 年初以来、アルゼンチンは天然ガス不足によるエネルギー危機が発生。エネルギー企業の全面的私有化後、投資不足の長期化は石油・天然ガス備蓄・貯蔵・ 輸送能力の欠乏を招いたことが主因の一つだ。根本的にエネルギー問題を解決するために、アルゼンチン政府は新たにエネルギー戦略を作成、一連の措置を講じ、そのうち国有資本を柱とする合弁エネルギー会社の設立を含む。

  アルゼンチンは連邦性国家として法律によると、その陸地石油・ガス田は各省、海底石油・ガス田は連邦により所有されるため、同エネルギー社は海底石油・ガス田の開発にとどまる。

  同エネルギー社の本格的成立後、国外協力相手を探し、外国企業の投資を吸引、石油・ガス田の探査・開発・販売を行うことが当面の急務だ。

 同氏によると、今までブラジルとベネズエラは既にアルゼンチンと協力を達成し、3ヶ国の国有石油会社を介し、エネルギー協力を展開する考えだ。