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ウクライナ、ミンスクで引き続き協議を
2014年 12月 8日9:40 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 ウクライナのポロシェンコ大統領は6日、「初歩的な合意に達した協定に基づき、(ウクライナ当局と親ロシア派などの)各方面は9日に再度ベラルーシの首都ミンスクに集まり協議を開き、協定内容の具体的な実施計画を明確にしたい」と発表しました。

 ウクライナメディアの報道によりますと、ポロシェンコ大統領はウクライナ東部地域を視察中に、9日から開かれる協議について、「ウクライナ側の目標は、ミンスク協定を順守するための具体的な計画を明確にすることだ。この計画には今月の9日に戦闘を停止し、ミンスク協定に従い、そこから30日以内に重火器を撤収し、効率よくヨーロッパ安全保障協力機構(OSCE)による有効な関与を通して、(長期的な)停戦を保障することが含まれている」と述べました。

 ポロシェンコ大統領はまた、「11月2日に東部で行われたいわゆる『ドネツク人民共和国』と『ルガンスク人民共和国』の選挙は違法なもので、結果は絶対に取り消されなければならない。これが政治対話をするうえで起点になるだろう」と指摘しました。

 「ルガンスク人民共和国」議会の指導者は6日、「ウクライナ当局はクチマ元大統領しか協議に参加しないため、私と『共和国』の指導者は出向かず、特使をミンスクへ派遣し、ウクライナ問題に関する3者連絡グループ(ウクライナ、OSCE、ロシア)の協議に出席させる」と表明しました。

 一方で、「ドネツク人民共和国」側は、この協議の開催を12日にしたいという希望を示しました。

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