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露大統領「西側の対露制裁は世界の安定を脅かす」
2014年 11月 29日16:05 / 提供:中国国際放送局

 ロシアのプーチン大統領は28日、「西側諸国のロシアに対する制裁は、世界の安定を脅かすことになりかねない。ロシアは常に、自国が加入している国際条約を守り、国際的責任を果たしていく」との考えを示しました。

  これはプーチン大統領がトルコ訪問に先立ち、記者のインタビューに答えたものです。プーチン大統領はその中で、「アメリカ、欧州連合(EU)、オーストラリアなどの西側諸国がロシアに対して一方的な制裁を実施するのは、非合法的なことだ。このような制裁は世界経済に直接的な損失をもたらすほか、世界の安定にとっても脅威となるだろう。『最後通告』や制裁などといった言葉による対話はロシアとしては、受け入れられないことだ。西側諸国のロシアに対する制裁は何一つの効果も得ることはできないだろう。ロシアは自国の国際的権利と義務に考慮した上で、比較的対等な手段で西側諸国の制裁に対応する」と述べました。

  プーチン大統領はまた、「ロシアに進出している多くの西側諸国の企業は西側諸国のロシアに対する制裁に懸念を示しているが、ロシア市場における業務の拡大継続の意思がある」と述べ、ロシアとの関係を扱う中で「制限」や「威嚇」といった考えをやめ、双方が受け入れられるルートを見出して長い間積み重ねてきた問題の解決に取り組むよう呼び掛けました。


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