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EU報告、「全世界の貿易制限措置が強まる傾向」
2014年 11月 18日11:34 / 提供:中国国際放送局

 欧州連合(EU)は17日、全世界の貿易制限措置に関する第11回年次報告を発表し、「EUの貿易パートナーによる貿易制限措置が強まる傾向にあり、世界経済の行方がこれによって一層不透明になるだろう」と指摘しています。

 報告によりますと、主要20カ国·地域(G20)のメンバーとEUの他の貿易パートナーは13カ月の間に、170項目の「非友好的」な貿易措置を取ったということです。同時に、これまで実施されている数多くの貿易障壁のうち、取り除かれたものはわずか12項目だけでした。

 EUは、「ロシアが講じている輸入制限措置が一番多く、新たな制限措置も増加傾向にある。これは、全世界の大口商品市場に不利な影響をもたらすだろう」と懸念を示しました。

 今回の年次報告はアメリカ、中国、ロシアなどを含む31のEUの主要貿易パートナーを対象に、2013年6月1日から2014年6月30日までの貿易制限措置について調査を行いました。

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