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 露、「ウクライナ情勢に関する国連報告に反発」
2014年 10月 10日13:17 / 提供:

 ロシア外務省の報道官は9日「国連人権高等弁務官事務所が8日に発表したウクライナ情勢に関する報告は客観的ではない」と指摘しました。

 この報道官は同日声明を発表し、「この報告ではウクライナ問題において客観的で公正な態度が作成者になく、情報の選別による偏った結論しか出していない」と強調しました。その上で、「報告では、同国の現状も反映され、中でも、ウクライナ軍が国際人道主義に違反したり、人権を侵害したりした証拠が含まれている」と話しました。

 国連人権高等弁務官事務所が8日に発表した報告では「現在、ぜい弱なウクライナ停戦協定は武装衝突の発生を完全に食い止めていない。協定達成から今月6日までの間に、衝突で300人以上の死傷者が出た」としています。これに先立ち、同事務所はウクライナの人道的現状について5回にわたり報告を発表してきましたが、報告は公正性に欠けたものだとロシアは見ています。(ミン・イヒョウ keiko)国際・交流へ