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 王毅外相、ヘーゲル米国防長官と会談
2014年 10月 2日13:26 / 提供:
 中国外務省の王毅外相は1日、ワシントン郊外のペンタゴン(国防総省)でアメリカのヘーゲル国防長官と会談しました。

 王毅外相は、ヘーゲル国防長官が両国と両軍関係の発展に果たした積極的な取組みを称賛した上で、「中米新型両軍関係は中米新型大国関係にとって欠かすことはできない。中米が戦略的相互信頼の関係を形成し、相互不信を減らすには、両軍の相互信頼の確立が重要だ。両軍関係を二国関係の安定装置にするよう双方は共に努力し、重要な軍事行動を相互に通報するメカニズムと公海海域における海空軍安全行動準則を早急に制定する必要がある。中国はアメリカのアジア太平洋地域における従来からの影響力と実際の利益を尊重し、アジア太平洋問題におけるアメリカの建設的な役割を支持する。それと同時に、アメリカも中国の域内における地位と影響力、合理的な発展の空間と正当な権益を尊重すべきだ。中国としては、アメリカ側に台湾への武器売却問題、米軍艦艇・米軍機の対中接近偵察など二国間関係の更なる発展を妨げる問題を正しく処理してほしい」と話しました。

 ヘーゲル国防長官は中華人民共和国建国65周年に対して祝賀の意を表した上で、「米中両国はパートナーであり、ライバルではない。両国の共通利益は食い違いよりも遥かに大きい。21世紀において、米中関係は正しい方向に向かって進み、両国は力を合わせて、世界の平和、安全、安定の維持に尽力していかなければならない。両軍関係は両国関係において架け橋としての役割を発揮するべきで、両軍は信頼確立の措置に向けた協議でいち早く合意し、アジア太平洋地域における提携を強めていく必要がある」と述べました。(Yan、林)国際・交流へ