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 王毅外相、パン・ギムン国連事務総長と会談
2014年 9月 28日17:25 / 提供:

 中国外務省の王毅外相は27日、第69回国連総会で、パン・ギムン国連事務総長と会談し、国連事務について意見を交換し、幅広い共通認識に達しました。

 その中で、王外相はテロリズム取締りの重要性を強調するとともに、国連がその取締りを主導し、軍事活動を行う場合には安保理の明確な授権が必要であるとするパン事務総長の方針を支持する考えを示しました。また、エボラ出血熱への対応について国連の協調的役割を讃えました。さらに、国連の改革は一部の分野のみではなくあらゆる方面で行うべきものであり、国連の主要目標は発展途上国の合理的かつ合法的権利を維持するものであるべきだとの意見を述べました。それから、発展は現在の国際問題を解決する方法であるとし、ポスト2015年開発アジェンダの制定は来年の国連の最も重要な目標になるだろうと述べました。また、来年は世界反ファシズム戦争勝利70周年にあたり、国連が記念活動を行うよう期待しているとの考えを述べました。

 これに対して、パン・ギムン事務総長は、平和維持活動やエボラ出血熱の対応などの国際事務における中国の支持を讃えるとともに、今後もポスト2015年開発アジェンダの制定や実施などについて中国の支持を期待していると述べました。また、世界反ファシズム戦争勝利70周年の記念活動は来年の国連の重要なテーマの一つであるため、加盟国との密接な連携の下で進めていきたいと述べました。(閣、小山)国際・交流へ