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国連、PKOメンバー43人拉致を強く非難
2014年 8月 29日13:41 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 国連は28日、国連平和維持活動(PKO)メンバー43人がゴラン高原で武装勢力に拉致されたことを発表しました。国連のパン·ギムン(潘基文)事務総長と国連安保理がそれぞれ事件を強く非難する声明を発表し、PKOメンバーの無条件解放を要求しました。

 情報によりますと、ゴラン高原軍事隔離地域の南部に位置するある拠点で、PKOメンバーであるフィジー軍兵士43人が武装勢力に拘束されたほか、フィリピン軍所属の81人のPKOメンバーが別の拠点で行動を制限されているということです。

 パン事務総長は報道官を通して声明を発表し、武装勢力がPKOメンバーを拉致し、行動の自由を制限したことを強く非難しました。直ちに兵士達を解放し、PKOメンバーが完全に自由に動けるよう、制限を解除するよう要求しました。

 国連安保理は同じ日に記者会見でこの事件を強く批判し、拉致と行動制限を行ったのは「テロ組織である武装団体および非政府武装メンバーだ」と明らかにしました。


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