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ASEAN、経済共同体の実現が重点議題
2014年 8月 26日9:10 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 第46回東南アジア諸国連合(ASEAN)経財相会議及び関連会合が25日、ミャンマーの首都·ネピドーで開幕した。今回のASEAN議長国であるミャンマーのテイン·セイン大統領は開幕式で、2015年までの経済共同体完成という雄大な青写真の実現に向けて努力するようASEAN諸国に呼びかけた。

 テイン·セイン大統領は席上、「ASEANは1997年に作成した『2020年長期計画』で、ASEAN経済を安定かつ繁栄させ、競争力のある地域エコノミーにしていくことを明確にしている。ASEANは貨物の自由流通、サービスと投資の自由な移動、高スキル労働者及び資本の自由化により地域経済の一体化を実現していく必要がある」と話している。

 さらに、「ASEANはこれまでに中国、日本、韓国、インド、オーストラリアとニュージーランドとの貿易、投資の発展を促すため、自由貿易協定を結んでいる」と紹介した上、「中国香港との自由貿易協定の調印をめぐる協議も歓迎している。また、地域の経済連携協定の調印により、ASEANと自由貿易協定を結んだパートナーとのつながりを深め、それを拡大していくことも歓迎する」と表明している。

 なお、第46回東南アジア諸国連合(ASEAN)経財相会議及び関連会合は4日間に渡って開かれる。ASEAN経済共同体の完成、中国―ASEAN自由貿易協定のアップグレード版を含めた、ASEANと関連国との自由貿易協定の調印及びその高度化が重点議題だということだ。