12万人の日本民衆は30日午後、東京に位置する国会議事堂の前で安全保障関連法案（安保法案）に反対する抗議集会を行い、「安倍退陣」、「安保法案を破棄しろ」などのスローガンが国会議事堂の前に響き渡した。これは、近日日本で行う規模が一番大きく、人数が一番多くの安保法案に反対する抗議集会である。

  主催者によると全国200カ所以上でデモや集会を実施。反対の民意の広がりを強くアピールし、安倍政権に廃案を求めた。

反対運動は、無料通信アプリＬＩＮＥ（ライン）でつながり、ツイッターで発信する若者たちがけん引役となっているのが特徴。大学生らのグループ「ＳＥＡＬＤｓ（シールズ）」の中心メンバー、明治学院大４年の奥田愛基さん（23）は、国会前の壇上で「憲法を守った方がいいというのは極端ですかね？　偏ってますかね？　利己的ですかね？」と問い掛けた。

　音楽家の坂本龍一さんも「一過性のものにせず行動を続けてほしい」と呼び掛け、日比谷公園前では作家の落合恵子さんが「戦後70年を新しい戦前にしない」と訴えた。