Home > ニュース > 国際  > 日本で中国人慰安婦のドキュメンタリーが上映、観客も増加中
日本で中国人慰安婦のドキュメンタリーが上映、観客も増加中
2015年 8月 23日11:08 / 提供:チャイナネット

  日華人の班忠義氏が20年をかけて撮影した、中国の元8人の従軍慰安婦の証言をまとめたドキュメンタリー映画『太陽がほしい』が、8月に日本で上映した。この2時間50分の映画は、第二次大戦中に日本兵に集団強姦され、慰安婦にされた中国人女性を記録しており、中日政府·社会の慰安婦問題に対する態度を反映している。ボイス·オブ·アメリカ(電子版)が伝えた。

 『太陽がほしい』は8月に日本各地で上映され、日本社会から注目されるようになった。班氏は、「宣伝を行っていないが、上映するたび観客が増えるとは思わなかった。上映を終えるたび、上映権を申請する人がいる」と話した。ある74歳の日本人男性は鑑賞後、「中国の元慰安婦は口を開くことに消極的で、記録が少なかったため、映画を見に来た。このドキュメンタリーは思ったよりも価値があり、信ぴょう性の高い貴重な歴史の証言だ。中国の元慰安婦の被害状況を初めて知ることができた」と述べた。

 映画は山西省の元慰安婦、万愛花さんが東京で旧日本軍を訴えるシーンから始まる。彼女は涙を流し訴えるうち、気を失い倒れてしまった。班氏は、「東京で万愛花さんに会い、初めて中国の慰安婦問題を知った。3年後、中国で調査を開始した」と語った。

 映画の画面は、山西省の黄土高原に移る。山西省の万愛花さん、尹林香さん、尹玉林さん、劉面換さん、陳林桃さん、高銀娥さん、郭喜翠さん、湖北省の袁竹林さんら、中国の元従軍慰安婦があばら屋や横穴式の住居から姿を現す。彼女たちは満身創痍で、病と痛みに苦しめられている。

関連記事