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安倍首相の「侵略」に触れる見通しが、却って言葉遊びになる
2015年 8月 12日9:34 / 提供:新華網日本語

8月9日、日本民衆は長崎市内で安保法案撤回、安倍政権解散を要求するデモ行進を行った。

   【新華社北京8月12日】日本のメディアは10日、日本の安倍晋三首相が日本の敗戦70周年において談話を発表する際、「侵略」という言葉を使うつもりだが、それは日本が発動した侵略戦争を特に示すのではなく、別のことを指すだろうと報じた。

   共同通信社と『産経新聞』は、盟友である公明党の要求に応じて、安倍首相は談話の中で「侵略」という言葉を使うつもりだが、かつて「侵略定義未定論」を持ち出したことのある安倍首相は、日本が戦前と戦時に発動した侵略を特に示すのではなく、この言葉を国際社会が他国侵略に反対するという幅広い意味の中に置くつもりだと報じた。

   多くの政府消息筋は、「安倍談話」は1995年当時に首相を務めた村山富市氏の発表した「村山談話」よりもずっと長くなる見通しだ。その原因は安倍首相が戦争を引き起こした歴史事件に対する詳しい叙述を加えるつもりだからで、「その趣旨は自らが戦争に向かうのを日本はなぜ阻止できなかったかを表現することにある」と述べているという。

   しかし、安倍首相は以前、「安倍談話」に安倍政府の政治的立場や考えを反映させるつもりだが、「村山談話」や「小泉談話」の文言を手を加えずそのまま用いるのではないと言っていた。日本放送協会(NHK)は消息筋の話を引用し、安倍首相は今でもこの考えを抱いていると報じている。

   安倍首相は14日に閣議決定の形式で「安倍談話」を発表する予定だ。


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