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金大中元大統領夫人、朝鮮最高指導者と会えず
2015年 8月 10日9:40 / 提供:中国国際放送局
 故金大中(キム·デジュン)元韓国大統領の李姫鎬(イ·ヒホ)夫人は、8日、4日間の朝鮮訪問を終えて韓国に戻りました。帰国した李姫鎬夫人は、「民間人として訪朝したが、期待していた朝鮮の最高指導者金正恩(キム·ジョンウン)第一書記とは合えなかった」と発表しました。

 今回の訪問について、李夫人は「個人的なものであり公的な任務は一切ない。『6·15南北共同宣言』の精神を踏まえての訪問だった。訪朝期間中、平壌(ピョンヤン)愛育院、幼稚園などを訪問したが、国家分裂の痛みを次世代の若者に残さないという私の決意が固まった」という考えを表明しました。

 韓国湖西(ホソ)大学の全家霖教授は、「李夫人が訪朝する前は、大きな期待があったが、最終結果を見る限り、韓朝関係は暫く、今の情勢のままだと思う」と評価しました。

 故金大中元韓国大統領は2000年6月13日から15日にかけて、李夫人を伴って朝鮮を訪問しました。この時、故金正日(キム·ジョンイル)元朝鮮総書記とともに、韓朝関係をより一層発展させ、半島情勢を緩和していくという南北共同宣言、いわゆる『6·15南北共同宣言』を発表しています。