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ギリシャ、銀行窓口業務停止と資本規制を実施
2015年 6月 30日15:42 / 提供:中国国際放送局

 ギリシャ政府は29日、「銀行システムの崩壊を防ぐため、同日から各銀行の窓口業務を停止する。外国銀行のキャッシュカードやデビットカードの所有者はこの決定の影響を受けない」と明らかにした。

 ギリシャ政府は同日声明を発表し、6月29日から7月6日にかけてギリシャの銀行窓口業務を停止するとした。各銀行のキャッシュカードによるギリシャ人の預金引き出し額は1枚につき1日当たり60 ユーロ(約8200円)までに制限された。

 欧州中央銀行は28日「ギリシャ側に提供する緊急流動性支援は今までの水準を維持する。今まで欧州中央銀行が提供した緊急流動性支援はギリシャ各銀行の流動資金の主な出どころとなっている。ギリシャ支援交渉が難航しているため、ギリシャの人々は銀行から大量の預金を引き出している」と説明していた。

 なお、ギリシャのチプラス首相は28日夜、テレビを通して談話を発表し、「すべての貯金が安全で、年金と給料は今週も正常に支給される」と話していた。