中国の日本人戦犯に対する思想改造の記録をまとめた巡回展がこのほど、ロシアで盛大に開幕した。中国が海外で日本人戦犯の思想改造をテーマとする巡回展を開催するのはこれが初めて。新華社や新華経済などが伝えた。

　同展は、「戦犯の収監」「教育改造」「正義の審判」「平和のために」の４つのパーツで構成され、ロシア側から提供された日本人戦犯が実際に着用していたコートなどの実物、写真、文字、映像などを使って、中国がいかにして日本人戦犯の思想改造に成功したかを詳細に紹介している。

　当時の日本軍国主義が中国で犯した侵略の罪、日本人戦犯に対する教育改造という中国政府や人民の寛大で人道主義的な精神、中ロ両国の世界反ファシズム戦争をめぐる固い絆を国際社会に広く伝えることができるとしている。

　同展は中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利７０周年を記念して開催されたもの。９月１０日まで各地を巡回する。

（編集z）