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国連事務総長、イエメン人道危機に深い関心
2015年 5月 2日10:06 / 提供:中国国際放送局

 国連のパン·ギムン(潘基文)事務総長は4月30日、イエメン人道危機に対して声明を発表し、「イエメン国内での持続的な交戦と空爆が一般市民へ与える影響に深い関心を持っている」と語った。

 さらにこの声明で、「過去数週間に、イエメンでの衝突によって1200人余りが死亡、30万人余りが家を追われ、多数の一般市民が空爆の被害を受けている。イエメンの食料と医療などの物資の輸送が遮断され、医療衛生と通信は崩壊寸前だ」とした。

 また、パン事務総長は、「一般市民及び病院、人道物資倉庫など一般施設に対する襲撃は国際人道法違反だ」と述べ、各方面が一般市民の安全を確保し、病院などの医療施設に対する襲撃を即時停止させるべきだとした。そして、イエメン衝突の各方面にも衝突地域の物資の補給を確保し、人道主義状況の悪化を阻止するよう呼びかけた。

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