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中日韓三国協力国際フォーラム2015、東京で開催
2015年 4月 4日9:47 / 提供:中国国際放送局

 中日韓三国協力国際フォーラム2015が3日、東京で開催された。中国の李肇星元外相、日本の福田康夫元首相、韓国の韓昇洙(ハン·スンス)元首相が基調講演を行なった。

 李肇星元外相は「今年は世界反ファシズム戦争と中国人民抗日戦争の勝利70周年で、朝鮮半島光復70周年でもある。先日開催された第7回中日韓外相会議で、3カ国は歴史を直視し、未来に向かうという精神に基づき、問題を適切に処理し、2国間関係の改善や3カ国間協力の強化に向け努力することで合意した。この合意が実施されるよう期待する」と述べました。そのうえで、「3カ国の協力が再び上昇期を迎えている今、政治信頼や互恵協力、地域間の交流、中日韓協力事務局への投入を強化し、首都圏同士の協力を行なうことが重要だ」との見方を示した。

 福田康夫元首相は3カ国協力の強化のために、対話と協力の制度づくりの継続や人的交流に役立つ事業の推進、協力の分野を経済や人的交流から相互信頼の形成や安全保障への拡大、他の国と地域、特に東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力推進の重視を提案した。

 韓昇洙元首相は「北東アジアは経済が巨大な規模に成長しているが、歴史問題の整理ができていないため、暗い過去からまだ抜け出していない。3カ国間で創造力のある善隣関係が結ばれるよう、日本の指導者には過去の歴史に責任を持つ姿勢を示してほしい」と述べたほか、環境保護や防災などの分野の協力をさらに重視することを提案した。

 今回のフォーラムは中日韓三国協力事務局が「三国協力の新たな段階を迎えて~諸課題と克服への道~」をテーマに主催したものだ。

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